（1）エア釜山の運行状況は大略次のとおりです。（図参照）
釜山を中心に釜山－金浦、釜山ー済州を主要路線とし、さらに釜山からは大阪と福岡にも枝を伸ばしています。

（2）4つの便まで組み合わせができるので次の６つのパターンでネット上の予約サービスに入力してみました（２月２７日実施）。
また、１週間以上２週間以内で旅程が終わるように日付を設定しました。（エコノミー、サーチャージ税金諸料金込み）

・大阪→釜山→金浦、金浦→釜山→大阪
・大阪→釜山→金浦、金浦→釜山→福岡
・大阪→釜山→金浦、金浦→釜山、釜山→大阪
・大阪→釜山→金浦、金浦→釜山、釜山→福岡
・大阪→釜山→金浦、（他の交通機関利用後、）釜山→大阪
・大阪→釜山、釜山→金浦、金浦→釜山、釜山→大阪
（注「、」は空港を出て１泊以上することを意味します）

①大阪→釜山→金浦、金浦→釜山→大阪
3月1日（火曜）3月14日（月曜）に利用。34,650円。
⇒ちなみに同じ日の大阪インチョン往復料金は38,000円程である。

②大阪→釜山→金浦、金浦→釜山→福岡
3月1日（火曜）3月11日（金曜）に利用。38,950円。
（スケジュール上釜山→福岡はアシアナ共同便利用となる。940の釜山→福岡便に比べて4,500円アップ（平日の場合））
⇒帰着地が異なっても支障ないことが判明した。

③大阪→釜山→金浦、金浦→釜山、釜山→大阪
3月1日（火曜）3月9日（水曜）3月14日（月曜）に利用。34,650円。
⇒移動を3つにばらしても料金は①と変わらない。

④大阪→釜山→金浦、金浦→釜山、釜山→福岡
3月1日（火曜）3月9日（水曜）3月14日（月曜）に利用。38,150円。（アシアナ共同便一部利用）。
⇒②に比べ料金はほぼ同じである。

⑤大阪→釜山→金浦、（他の交通機関利用後、）釜山→大阪
3月1日（火曜）3月14日（月曜）に利用。
⇒韓国国内でつながりを断ったらどうなるか試してみたものだが、「選択した旅程にあたる料金はありません」と表示される。「利用方法」を説明するページでは「前区間の到着地と次の区間の出発地が違う場合でも選択できる。」とあるが、このように表示される理由は不明である。

⑥大阪→釜山、釜山→金浦、金浦→釜山、釜山→大阪
3月1日（火曜）3月4日（金曜）3月9日（水曜）3月14日（月曜）に利用。33,950円。
⇒4つにばらしても①とほぼ同額である。

（3）成田進出後もこのサービスが適用されるならば、関東の個人旅行者にも韓国への行き来の交通選択の幅が広がることになりそうである。